主婦の方の中には20代で仕事を辞めてから
ブランクがあるという30代後半から40代の方や、
特別な資格がないために
仕事に就くのが難しいのではと感じる方も多いと思います。
しかし、探してみると思いのほか、
未経験で無資格でもできる仕事が見つかるのがわかります。
主婦だからこその視点や経験を必要としている仕事を
4つご紹介していきます。
レストラン・飲食店スタッフ
資格の要らない仕事で
最も求人件数の多い仕事の1つが
レストランや飲食店のスタッフです。
業務内容はホールとスタッフで大きく異なりますが、
特に主婦の手を必要としているのはホールでの業務です。
仕事内容としてはオーダーを取ったり
、料理を運んだり、会計をしたりと多岐に渡り、
お店全体への細やかな気配りやお客様への接客マナーなども必要になります。
10〜20代のアルバイトよりも人生経験が長く、
コミュニケーション力に富んでいる主婦であれば
、業務が未経験であっても実践を重ねていけば
自然と身につくことが多いので、
それほど心配する必要はありません。
家の近くで見つけやすく、
シフトも柔軟に対応してくれる飲食店のスタッフの仕事は、
手っ取り早く仕事が見つかって、
家計を助けてくれるでしょう。
介護職
介護職と聞いて専門的な資格が
必要ではないかと思う方もいるでしょう。
訪問介護員などを除いて、
パートやアルバイトなどであれば
無資格で全くの未経験でも問題なく働けます。
慢性的な人手不足で有名な介護業界ですが、
主婦はむしろ歓迎される傾向にあります。
想像と違っていたなどの理由で
すぐに離職してしまう方や、
長い間企業勤めをしていた方に比べ、
自身の両親の介護経験や
友人の介護経験談などを聞く機会が多く、
理想と実際の業務内容とのギャップが少ない主婦は、
限られた短い時間の中でも
効率的に仕事をこなしてくれると
高く評価されることが多いようです。
就労時間も日勤が中心のデイケアサービスや
訪問介護で時間を絞って働けるパートであれば、
シフトも融通が利き、
子供がいてもそれほど支障はないでしょう。
賃金についても、
未経験で無資格かつパートタイムであるということ
を前提に考えれば、
マスコミで取り上げられているほどの
低賃金ではないといえるでしょう。
事務職
事務職はオフィス内でファイリングやデータ入力、
書類作成などを中心に行なう仕事です。
職場環境によって事務的な仕事に電話応対や
来客時の簡単な応接、備品管理、
銀行への入金などが加わるケースもあります。
医療系などの仕事で経験や資格が
求められるものもありますが、
総じて資格が採用の要件とされている仕事ではありません。
特別な資格は不要ですが、
最低限のスキルは身に付けていたほうがいいでしょう。
といってもそれほど難しいものではなく、
主にパソコンの基本操作の知識とビジネスマナーです。
パソコンスキルはパソコンで文字を打ったり、
エクセルにデータ入力できるくらいのレベルで大丈夫です。
ブラインドタッチや難しい表計算機能を
使いこなせるレベルまでは要求されませんので、
初心者向けの本を1冊購入して勉強するか、
ネット上でも参考となる情報がたくさんありますので、
独学で習得することも可能です。
ビジネスマナーについては、
失礼のないように敬語や挨拶ができれば十分でしょう。
仕事でメールを使ったことがない方は、
ビジネスメールの定型文などを集めた本がありますので、
一読しておきましょう。
営業職
営業職というとひたすら契約獲得のために
顧客を訪問してノルマを達成したり、
電話セールスなどを
朝から晩までするイメージがあるかもしれません。
しかし、最近の営業職はかなり様変わりしており、
ホテルや企業、マンションや住宅展示場の
モデルルームなど幅広い仕事から選べます。
中には最近人気のラウンダーという仕事があります。
ラウンダーの仕事は契約内容にもよりますが、
スーパーやドラッグストアといった量販店を
定期的に自分のペースで訪問し、
自社製品を店舗責任者に提案したり、
量販店の店舗内で自社製品の陳列場所を確保して
売上アップに貢献したりする仕事です。
自分のペースで仕事ができるので、
子育て中の主婦でも時間を上手くやりくりして
支障なく業務に就くことができます。
自分の提案のおかげで売上アップを目の当たりにした時や、
経験や実績を積み重ねていけば
パート勤務でも昇給や賞与がある企業もあるため、
やりがいを感じることができるでしょう。
まとめ
ここまでご覧になって意外と資格がなくても
いろいろな仕事に就くチャンスがあるなと
感じた方も多いのではないでしょうか。
飲食店スタッフのような
近所ですぐに就労できる仕事から、
ラウンダーのようなやりがいを強く感じられる仕事まで、
自分のスケジュールや興味にあった仕事を選んでみましょう。