現在妊娠中のママの中には、産後の働き方について考える人も多いのではないでしょうか。
産後も仕事を続けたいと考えているママもいれば、子育てとの両立は難しそうと感じているママもいるかもしれません。
産後の仕事をどうするか決めるには、ほかのママたちがどうしているのか参考にしてみると、いいかもしれません。
ここでは内閣府が公表しているデータをもとに、産後のママの仕事の状況や育児と両立しやすい仕事について紹介していきます。
内閣府が公表している『「第1子出産前後の女性の継続就業率」の動向関連データ集』によると、2010年から2014年までの間に、第一子の出産を機に退職した人は、33.9%でした。
2005年から2009年までは42.8パーセントで、それと比べればだいぶ減っており、年々減少傾向にありますが、それでも依然として高い割合です。
出典:内閣府「『第1子出産前後の女性の継続就業率』の動向関連データ集」
内閣府のデータから産後退職の理由の結果を正社員と非正社員別に、上位3項目を紹介します。
産後に退職した理由で、正社員と非正社員ともにもっとも多かったのは「家事・育児に専念するため、自発的にやめた」で、正社員は29.0パーセント、非正社員は41.2パーセントの人が回答しました。
2番目に多かった理由は「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさでやめた」でした。
正社員は25.2パーセント、非正社員は17.1パーセントの人が回答しています。
3番目に多かった理由は、「解雇された、もしくは退職勧奨された」で、正社員の15.7パーセント、非正社員の13.0パーセントが回答しています。
その他の結果として、仕事と育児が両立困難であることを理由に退職した人のうち、正社員は56.6パーセントの人が「勤務時間があいそうもなかった」と回答しています。
非正社員で同じ理由を回答した人は37.9パーセントで、正社員との差が大きいです。
正社員は「自分の体力がもたなさそうだった」の39.6パーセントや「職場に両立を支援する雰囲気がなかった」の34.0パーセントも比較的回答割合が多いです。
出典:内閣府「『第1子出産前後の女性の継続就業率』の動向関連データ集」
育児はかなり体力を使うため、正社員やフルタイムでの仕事と両立するのが大変です。
また、子供が急に体調を崩してしまったときはすぐに駆けつけたいところではありますが、責任が重い仕事が多い正社員はすぐに子供のところに向かうのはなかなか難しいケースが多いです。
そのため、時間に融通の利きやすい仕事を選ぶと働きやすくなります
なかでも、子育て中のママさんが多く働く仕事を選ぶと、同様の背景からトラブル時も安心して休みやすいです。
ラウンダーも子育て中のママにおすすめできる仕事のひとつで、店舗などを巡回して陳列業務や販促物の設置業務などを行います。
担当する店舗や扱う商品などによっては、主婦の目線や感覚を活かせる面が多い仕事であるほか、基本的に直行直帰できるので時間の融通が利きやすく、ある程度は自分の裁量で時間調整などもできます。
子供が風邪をひいてしまったときなどには休みも取りやすいです。
子供が小さくて手がかかるうちは、短時間のみ働いて、小学校に上がったら巡回店舗数を増やすというようなこともできます。
産後も働きたいというママは、ぜひラウンダーの仕事を検討してみてはいかがでしょうか。
産後のママの仕事の状況や、育児をしながら続けやすい仕事について紹介しました。産後も働き続けるには、ラウンダーなど、時間の融通が利きやすく休みを取りやすい仕事を選ぶことがおすすめです。
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