近年では、働き方の多様化によりテレワークを取り入れる会社が増えてきました。
これに伴い、在宅勤務をしながら子育てをするワーキングマザーも増加しています。
在宅勤務は「子どもに『お帰り』と言える」「移動がないから朝に余裕ができる」というメリットがありますが、出社時とは違った悩みが出てきてしまうことも少なくありません。
そこで今回は、小学生の子どもがいる在宅勤務中心のワーキングマザー向けに、在宅勤務と子育ての両立をするポイントを紹介していきます。
まずはワーキングマザーが在宅勤務について大変だと感じる代表的な理由を、ピックアップして紹介します。
・子どもに話しかけられるなど、仕事が中断してしまうことがある
・テレビ会議中に子どもの声が入り込んでしまう
・仕事、家事のメリハリがなくなり精神的に辛くなる
・ストレスなどから子どもに厳しく接してしまう
・子どもから目が離せず、集中するのが難しい
子どもの年齢にもよりますが、同僚や上司に囲まれた会社とは違い日常生活を過ごす空間で仕事をするのは簡単ではありません。
また、会社の人とのコミュニケーションが減ってしまい、仕事や家事の悩みを理解してもらえる機会が減少することも辛いポイントといえます。
このようなときは、オンライン通話などで現状を仲間に共有して一緒に考えてもらうのも1つです。
在宅勤務のワーキングマザーが、環境を改善するためにはどのような方法があるのでしょうか。
働きやすく、仕事に集中できる環境をつくるポイントをまとめました。
仕事・家事のスケジュールを決める
在宅勤務はプライベートと仕事の境界が曖昧になりやすいので、まずは公私それぞれのスケジュールをカレンダーに入れて、両立するための計画を練りましょう。
資料づくりや会議は、子どもが学校に行っている時間帯などに集中して行うように計画してみてはいかがでしょうか。
また、公私のスケジュールを並行して把握することで、子どものおやつの時間や宿題を見てあげるなどは、隙間時間に効率よくできるようになるでしょう。
集中できる環境を整える
どれだけ完璧にスケジュールを組んでも、業務量によっては子どもが家にいる時間に作業しなければならないこともあります。
このようなときでも、できる限り集中できる環境を作ることが大切です。
仕事専用の部屋を用意することがベストですが、それができない場合はパソコンのディスプレイを覗き見できなくなる「プライバシーシール」を貼ることをおすすめします。
子どもがパソコンに興味を抱きにくくなり、話しかけられる機会も少なくなる傾向があるようです。
また、仕事がしやすいようなルールを決めるのも1つです。
「ヘッドホンやイヤホンを付けている間は話しかけない」など、子どもに理解してもらいやすいように工夫しましょう。
加えて、ルールを守ってくれている子どもに、時々ご褒美をあげるなどの工夫も有効といえるかもしれません。