ワーキングマザーとして働くようになって日が浅いママのなかには、「子供が風邪をひいたときの対応」に不安を持つ方もいるのではないでしょうか。
また、早急に業務の引き継ぎをしなければならないこともあり、慌ててしまうワーキングマザーも少なくないようです。
そこで今回は、子供が風邪をひいたときの対応の仕方、風邪をひいた子供との過ごし方について紹介していきます。
あらかじめ、大まかな流れを知って準備などに役立ててください。
子供が風邪をひいたタイミングによって、ワーキングマザーの対応は変わります。
ここでは、「朝」もしくは「仕事中」に子供が風邪をひいたときの対応について紹介していきます。
子供が朝から風邪をひいたとき
出勤前の朝の時点で、子供が体調を崩しているケースです。
特に熱がある場合は保育園などに預けるのは難しいので、まずは夫婦のどちらかが仕事を休めるか確認しましょう。
夫婦どちらも休めない場合は、身内に子供を預けられないか確認してみるのが一般的です。
身内に子供を預けることも難しい場合は、「病児保育」の利用を検討してみることをおすすめします。
病児保育とは、病院などに子供を預けて医師や看護師に診てもらうサービスのことです。
当日の利用申請も可能なので、どうしても仕事を休めないワーキングマザーにとっては心強い味方といえるでしょう。
一般的な病児保育の利用までの流れは、以下のとおりです。
1.病児保育施設に電話し、病室の空きを確認
2.提携病院で診察後、病児保育の許可をもらう
3.病児保育施設に電話して出勤
仕事中に子供が風邪をひいたとき
仕事中に子供の預け先から「子供の体調悪化の連絡」を受けることは、ワーキングマザーなら1度は経験することでしょう。
まずは、基本的に夫婦のどちらが子供を迎えに行くのかを決めておきましょう。
また、迎えに行く方が早退するのが難しい場合はどうするか、事前に話し合っておくことも重要です。
早退をする場合、仕事の引き継ぎが欠かせません。
スムーズに業務を進めてもらうためにも、普段から丁寧に業務内容を共有したり、他のスタッフと密に連携しておく必要があります。
また、早退時と次の出社時には必ずお礼を告げ、他の仲間が早退する時などは率先して引き継ぎを受けるなど、仲間内で協力しあえる環境を整えておきましょう。
子供が病院で診察を受けた後は、ワーキングマザーと子供はそのまま一緒に家で過ごすことになるでしょう。
家での過ごし方は、とにかく子供を寝かせるように努めましょう。
ただし子供は風邪を引いていても、すぐに大人しく眠ってくれるとは限りません。
その場合、絵本を読んであげるなどの工夫をしてみることをおすすめします。
子供の服装は、熱が上がって暑がる場合は枚数を減らし、悪寒などで寒がる場合は暖かくすることを心がけましょう。
室内の湿度は40〜60%を目安としておきましょう。
空気が乾燥しているとインフルエンザなどのウイルスの活動が活発になるので、湿度を調整する必要があります。
加湿器がない家庭では、濡れタオルや水を張ったバケツで湿度を上げることもあるようです。
食事については、柔らかい炭水化物や果物、ゼリーなどを食べられる分だけ無理のない範囲で子供に与えている方が多いようです。
また、水分は脱水症状を防ぐために、こまめに与えるようにしましょう。