フィールドJOBサーチ|イヤイヤ期の子どもへの接し方。乗り越えるポイント

子どもがイヤイヤ期の育児は、親として乗り越えなければならないことです。
特に、仕事と育児を両立しているワーキングマザーは、精神・肉体ともに大変な時期といえます。

今回は、イヤイヤ期の特徴と乗り越え方を中心に紹介していきます。
就寝やお風呂のタイミングでイヤイヤが起こったときの接し方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

イヤイヤ期の特徴

イヤイヤ期の子どもは、「イヤ」や「ダメ」と自己主張が激しくなります。
具体的には「ご飯を食べたくない」「お風呂に入りたくない」「ベビーカーに乗りたくない」「歩きたくない」「お菓子を買ってほしい」など日常のあらゆることに対して「イヤイヤ」と感情を爆発させることもあり、自分の思い通りにならなかった場合は家でも外出先でも泣いたり、暴れたりすることが増えてしまいます。

イヤイヤ期を迎えるまでは子どもは親の言う通りに動くことが一般的なため、イヤイヤ期までとのギャップや周囲の目が気になってしまうことから、体力的・精神的に負担がかかる期間といえます。

■イヤイヤ期はいつからいつまで?
イヤイヤ期を迎えるタイミングや期間は子どもによります。
一般的には2歳頃にイヤイヤ期を迎え、3〜4歳になると落ち着くケースが多いようです。

イヤイヤ期の基本対応・乗り越え方のコツ

イヤイヤ期の子育ては大変な時期ではありますが、子どもにとっては体と脳の成長が著しくなり、情報などの吸収量も増大する大切な期間でもあります。
そのため、頭ごなしに子どもを否定するのではなくしっかりと子どもの「主張」や「甘え」を受け止めてあげることが重要です。
その具体的な3つのポイントを紹介します。

■子どもに共感する
子どもがイヤだという思いをしっかりと汲み取って、共感したうえで親の思いを伝える姿勢が大切です。
その際は思いを汲み取ることと、子どもの言う通りにすることは全くの別物だと理解しておきましょう。

「テレビが見たいんだよね」「お菓子が欲しいんだよね」と言葉にして理解したことを示したうえで、「でもこういう理由だからダメなんだよ」としっかりと伝えましょう。
時にはさらに子どもが反発することもありますが、根気強く繰り返すことで世の中の道理などの理解につながります。

■時間を置いて気をそらせる
感情が爆発している時の子どもは、自分自身も「何を求めているのか」「何を伝えたいのか」理解できていないことがあります。
そのような際は、しばらく時間を置いて親も子どもも感情をクールダウンしてから改めて気持ちを整理してみましょう。
必要に応じて音楽をかけたり、新しい提案をしてみたりして、気をそらすことも有効だと考えられます。

■選択肢を与えて見守る
両親から与えられたものに対して「イヤ!」となることが多いため、着用する衣服や食べ物などを数種類用意して選ばせることで「自分が選んだ」という達成感を感じさせられます。

子どもが寝ないときの接し方

イヤイヤ期は布団に入りたがらず、寝かしつけるまでに時間がかかる傾向が強まります。
その原因としては体力の増進、長すぎる昼寝、気持ちが高ぶって寝られないといったことが挙げられます。

このような時はまず、親も子どももリラックスすることが大切です。
「21時までに必ず寝させる」というように時間を気にしすぎるとお互いにストレスが溜まってしまうため、少し気長に考えて少しずつ早く寝られるように生活リズムを整えていく意識が大切です。

子守歌や本の読み聞かせ、背中を優しくたたいてあげるなど、自然と眠りやすくなるように接してあげましょう。

子どもがお風呂を嫌がるときの接し方

子どもがお風呂を嫌がった際は、まずはお風呂に入らなければならない理由を伝えましょう。
「お風呂に入らないとかゆくなって困っちゃう」、「良い匂いになるよ」と説明してあげることで、理解を促すことが大切です。
また、どうしても嫌がる日はシャワーだけや体を拭くだけでも問題ありません。

また、子どもが遊んでいる最中やテレビを見ている時など「楽しい時間」を中断するように「お風呂に入りなさい」というと、子どもの納得できない気持ちは大きくなります。
「あと少ししたらお風呂だよ」もしくは「この本を読み終わったらお風呂に入ろうね」と、予告してあげることも重要です。

まとめ

イヤイヤ期の概要と接し方について紹介しました。
イヤイヤ期は親にとっては負担が大きくなる時期ではありますが、子どもの成長にとってはとても重要な期間です。
イヤイヤ期の子育てを経験した親は非常に多いため、会社の先輩や上司、自身の親などに相談して気持ちを楽にすることも大切です。
子どもにつられて感情的になるのではなく、しっかりと一人の人間として向き合うことを意識して接しましょう。