フィールドJOBサーチ|永久保存版!ラウンダーの仕事で使う用語集

ラウンダーの仕事には様々な専門用語や業界用語がたくさんあります。
特にラウンダーの仕事に興味のある方や始めたばかりの方に役立つ用語を厳選してまとめてみました。

POP

POPは「ポップ」「ピーオーピー」と呼び、主に流通業界、特に販売店舗などの店内で商品の販売促進用に使われている広告のことです。
POP広告などとも呼ばれており、商品棚の商品に商品名や価格、商品のメリットなどを表すキャッチコピーや割引情報、イラストなどとともに貼り付けられています。
よく「1点ご購入で2点目から半額」「お1人様1点限り」などの表示を見かけた方も多いと思います。
POPは販促の意味合いだけではなく、店内全体を盛り上げる効果もあり、天井から吊り下げられている「天吊りPOP(てんつりポップ)」などもあります。

テスター

テスターとは販売促進ツールの1つです。

お客様が商品を購入する前に香りや肌触りなど試すことができ、最近では芳香剤や柔軟剤など香りを試すものから、ストッキングや生理用品、化粧品などテスターの種類は多岐に渡ります。
また販売販促以外にもテスターを置くメリットがあります。
テスターを置いていない場合、商品が開封されて破損や液漏れなどに繋がり、商品が販売できなくなることもあります。
そういったリスクを防ぐことにもテスターは役に立ちます。
テスターはメーカー側が有償または無償で小売店に置いている場合と、販売店側が店舗負担で開封している場合があります。

オープン価格

商品を供給するメーカー側で希望小売価格を決めず、販売を担当する小売店側で価格を定め販売する場合の価格を意味しており、特に家電製品などで多く用いられています。
オープン価格を採用することで、メーカー側はその商品が予め値引きされて販売されることによる商品イメージの悪化を防げます。

また、小売店側も実際に店舗にまで足を運んでもらわないと価格がわからないために、お客様に来店を促せる効果や地域間での流通コストの差を調整できるといったメリットがあります。

什器

什器は「じゅうき」と呼び、「店舗什器」や「店舗ディスプレイ」などという名称で呼ばれることもあります。
什器とは、販売店舗で商品やカタログ、広告などを陳列・設置しておくための器具や器材のことです。
商品陳列棚をイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。

ゴンドラ

商品を陳列する棚のことをゴンドラと呼びます。
先ほどの什器に商品が陳列されている状態のことです。

このゴンドラに関連する用語として、店舗フロア内にいくつも陳列した場合、上から見ると個々の什器が島のように見えることから、「アイランド陳列」「島陳列」などと呼ばれることがあります。
また、商品のレイアウトを意味する言葉には「棚割(たなわり)」というものもあります。

バックヤード

商品の在庫保管や商品準備のために使われている売り場の裏側にある空間のことです。

店舗に送られた商品は一旦バックヤードに保管されることが多いため、店頭に商品を陳列する際はバックヤードを確認することもあります。
「この先関係者以外立入できません」などの張り紙を見たことがある方も多いでしょう。
元は英語の「Backyard」、つまり裏庭に由来しています。

死に筋

死に筋とは、人気がない商品や客足が遠のきがちになりやすい商品コーナーの商品などのことです。

この死に筋の反対用語はよく知られている「売れ筋」になります。
死に筋の商品は、無駄に売り場面積を占めますし、売り場のイメージも悪くなることから専門の見切り品コーナーなどを設けて、割引セールにより早目に処分することが大切です。

値入率

値入率は、「ねいれりつ」と呼び、俗に「粗利(あらり)」「粗利益率」「売上総利益率」とも呼ばれ、販売商品に対する販売側の儲けの割合を意味しています。

値入率は、「(販売価格−仕入原価)÷販売価格×100」で算出できます。
例えば、400円で仕入れた商品を500円で販売した場合の値入率は、「(500-400)÷500×100」という式から20%になります。
ちなみに商品の販売価格を決めること、または商品の利益を決めることを「値入する」といいます。

ハンディ

商品のバーコードや商品コード、JANコードなどにかざしてスキャンするとオンライン発注ができ、また商品情報を読み取ること等ができる端末のことです。
売り場の陳列棚で売り場担当者などが商品にこの端末をかざしているのを見かけることもあるかと思います。

まとめ

ラウンダーの仕事にまつわる専門用語についてご紹介してきました。
この他にも専門用語がたくさんありますが、今回は特に重要な用語についてまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。