寒くなってくると仕事でコートを着用する機会も増えてきます。
ラウンダーや営業担当者としてクライアントに良い印象をもってもらうにはコートの紐の結び方にも気を使いたいところです。
今回は清潔感漂うコートの紐の結び方についてご紹介します。
トレンチコートのような紐付きのコートを着て仕事に出る場合、コートの紐の結び方一つで相手に与える印象は随分と違ってきます。
たかが紐と思わずにせっかく紐付きコートを着るならおしゃれに着こなしたいところです。
ベルトアレンジ次第で相手に好印象を与えることは仕事上でもプラスに働きます。
コートの紐の結び方にはいくつかの種類がありますが、今回は前や後ろでの結び方やリボン結びを覚えていきましょう。
コートの紐は前後の好きな位置で結べば良いのですが、前で結ぶ場合は主に「片リボン結び」や「ひと結び」、さらに後述する「リボン結び」などがあります。
片リボン結びはニューヨーカーにも人気で定番となっている結び方です。
片リボン結びはまず体正面からややずらした位置でベルトを交差させ、ベルト先端をバックル側のベルトに巻きつけるような形でひと結びにします。
次にベルトの先端で輪を作り、交差させて箇所の裏側に通しましょう。
ベルト先端を2つ折りにして折った先端部分を輪に通し、バックル部分とともに引っ張ることで完成します。
この時、結び目を少し整えとくと綺麗に見えるのでなおよしです。
ひと結びはシンプルで簡単におしゃれな雰囲気が出せるので活用してみてください。
体正面からややずらした位置でベルトを交差させ、ひと巻きします。
巻いた後で締め上げて形を整えれば出来上がります。
後ろでの結び方は前で結ぶよりも難しく、応用編とも言えます。
ただし、一度覚えてしまえば簡単ですし、エレガントに見せることもできるでしょう。
後ろでの結び方には「ワンテール」や「ダブルテール」、「ネクタイ結び」、後述する「バックリボン結び」があります。
ワンテールはベルトの長さが自由に調節できて便利な結び方です。
ベルトを外して裏返しにしてベルトステイに通します。
この時バックル側は表向きにしておき、次にバックルをベルトにセットしたら、輪を作ってベルト先端を腰に回しているベルトの下から前に1周させるように通しましょう。
ベルトが長い場合、2、3周か同じように回転させて調整すれば完成です。
ダブルテールはしっかり結べてほどけにくい点が特長です。
まず、ベルトをできるだけ右側にずらすことでバックル側のベルトを長くします。
次に、その長い方のベルトを上に交差させ、腰側に回しているベルトを下から通す形で2周させます。最後に輪に通し、ベルト先端とバックルを引っ張れば完成です。
ネクタイ結びはきっちり感を出しながらクールな印象を与えるので効果的な結び方です。
ベルトをできるだけ右にずらしてバックル側のベルトを長くし、長い方のベルトを上にして交差させます。
バックル側のベルトに長い方のベルトを巻きつけ輪を作ります。
その輪にベルト先端を裏から通し、もう一度輪に通してから最後にバックルを下に引いてノットの位置を高く保てば完成です。
最後にかわいらしい印象を与えてくれる「リボン結び」ですが、前で結ぶ方法と後ろで結ぶ方法があります。
前で結ぶリボン結びですが、体正面から少しずらした位置でベルトを交差させ、そのままひと巻きにしましょう。
バックル側のベルトを2つ折りにしたら、反対側のベルトをその2つ折りの箇所に上から巻きつけ、リボン結びにします。
リボンの輪を引っ張り、形を整えて完成です。
後ろで結ぶリボン結び(バックリボン結び)ですが、ベルト外して裏返しにしてからベルトステイに通します。
まず、ワンテールと同様にベルトを外して裏返しにしてベルトステイに通します。その後にバックル側のベルトを上にして交差させ、そのままウエストに回しているベルトに下から通します。
バックル側のベルトと反対のベルトを2つ折りにして、バックル側のベルトをその上から巻きつけてリボンを作ります。最後に結び目を整えて完成です。
今回はおしゃれなコート紐の結び方をご紹介しました。
何種類か覚えて日によって違う結び方をすればコートで仕事に出かけるのが楽しくなってきます。
一度覚えれば簡単なものばかりですので、参考にしてみてください。