シングルマザーは、家事や育児をしながら仕事をする方が多いです。
子どもが小さいうちは、できるだけ子どもとの時間を大切にしたいと考えるワーキングマザーは多いようですが、収入や将来のことを考えると、どのような働き方が最適なのか悩む方も少なくないようです。
本記事では、シングルマザーの働き方、仕事の探し方、などについてご紹介します。
シングルマザーは、どのように働いているのでしょうか。
■正社員・契約社員
シングルマザーの働き方として多いのは、正社員や契約社員として働く方法です。
安定した収入と社会保険への加入、充実した福利厚生、退職金といったメリットが期待できます。
ただ、勤務の融通が利かないこともあり、子どもが小さい時には送り迎えなどで会社に迷惑をかけてしまうこともあるようです。
■派遣社員
派遣社員は、そのときのライフスタイルに合わせて臨機応変に仕事が選びやすいといえます。
スキルや経験を活かして派遣社員として働く方が多いため、未経験として採用されることも少なくないパート・アルバイトよりも収入は高い傾向といえます。
契約期間に定めがあり正社員ほどの安定は望めませんが、キャリアがあればすぐに新しい派遣先を紹介してもらうことも可能です。
■パート・アルバイト
パート・アルバイトでの働き方は、シフト制であることも多いため、子どもの行事や家庭のスケジュールに合わせて働きやすいでしょう。
正社員や派遣社員に比べて収入が低いことが多く、社会保険や福利厚生が受けられない場合もありますが、すべての職場に当てはまるわけではありません。
面接時などに細かい相談をすることで、条件や環境がよくなることもあるでしょう。
シングルマザーが働きやすい職場を選ぶコツをご紹介します。
■時間の調整がしやすい職場を選ぶ
どのような働き方でも、ある程度は時間の融通が利く職場を選ぶことをおすすめします。
最近では、裁量労働制や時短正社員制度、リモートワークを取り入れている企業も増えているため、なるべく時間の調整が可能な職場や働き方を選びましょう。
■子どもを預けられる職場環境であるか
就業中に子どもを社内で預かってもらえる企業内保育所を備えた企業が増加しています。
特に女性の多い企業での導入率は高くなってきており、シングルマザーに優しい福利厚生が整った職場を選ぶことも、職場選びのコツといえるでしょう。
シングルマザーが知っておきたい、採用を手助けしてくれる制度やサービス、面接・履歴書対策についてご紹介します。
■金銭的支援制度の活用
転職は、資格があることで収入がアップしたり好条件の職場に就業できる可能性が高まります。
ただ、転職に有利になるとわかっていても、資格取得には時間やお金がかかることも多く、日々忙しいワーキングマザーには負担が大きいといえるでしょう。
そのような時には、金銭的な支援を受けながら資格取得を目指せる「公的制度を活用」を検討してみてはいかがでしょうか。
シングルマザーのように、ひとり親を対象とした資格取得にかかる費用の一部を支援してもらえる「自立支援教育訓練給付金」、取得に1年以上を有する専門的な資格のための支援制度「高等職業訓練促進給付金」、20歳未満の子どもを持つひとり親家庭の経済的自立を応援して、無利子で貸付を行う「母子父子寡婦福祉資金貸付金」など、さまざまな金銭的支援制度があるのでおすすめです。
出典:厚生労働省「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業の実施について」
出典:男女共同参画局「関連法令・制度一覧」
■転職エージェントの活用
条件に見合った就業先をなかなか見つけられないこともあるでしょう。
そのようなときは、転職エージェントを活用するのも1つの方法です。
転職エージェントに登録することで、非公開求人や条件にあった企業の紹介をしてもらえます。
■履歴書・面接対策
履歴書や面接の出来が不十分で、せっかく見つけた条件に合った職場に採用されないという
ことにならないようにしましょう。
まずは書類選考を突破するために履歴書をしっかり記入します。
学歴や職歴を細かく記載し、職務経歴は明確に記載しましょう。
志望動機や自己PRは、なるべく具体的に空欄がないように記入するのが望ましいです。
面接では、稚拙な言葉遣いにならないように気をつけましょう。
また就業条件に関しては、面接している相手がしっかりとイメージできるようにしっかり伝えることを心掛けましょう。