調剤薬局事務として働ける職場を考えているけれど、応募条件として何か資格は必要になるのか気になる主婦の方もいるのではないでしょうか?
また、応募条件とは関係なく「そもそも未経験でもできる業務なのか」について知りたい方もいるでしょう。
本記事では、調剤薬局事務として働くうえで資格取得は必須であるか、必須ではなくても保有していると有利な資格はあるのか、調剤薬局事務は未経験でも始めやすい職種なのか、について紹介していきます。
調剤薬局事務は未経験、そして無資格でもチャレンジできる職種ですが、保有していると働く上で助けとなる資格がいくつかあります。
●医療保険調剤報酬事務士(医療保険学院)
通信講座と中間テスト後に毎月実施される修了検定試験に合格すると、資格が取得できます。
調剤報酬やレセプト業務、医療保険制度、医薬品などの知識が身につきます。
●調剤報酬請求事務専門士(一般社団法人専門士検定協会)
資格は1〜3級まであり、検定試験は年二回実施されています。
正確な調剤報酬やレセプト作成のスキルがあることを証明できる資格になります。
●調剤事務管理士(技能認定振興協会)
受付や会計、レセプト業務と調剤薬局事務の実務全般の知識が身につく資格です。
受験資格や年齢制限はなく、在宅で試験を受けることが可能です。
●調剤事務実務士(特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会)
調剤報酬の事務に必要なスキルが習得できる資格で、学科と実技の試験は年に二回、教育指定校、または指定団体のみ受験ができます。
調剤薬局事務として働くために必須となる資格や経験はありません。
未経験や無資格の方でも就業可能な職場もあるため、チャレンジしやすい職種です。
ただし、患者や医療従事者と接する機会が多いため、接客経験やコミュニケーションスキルがある方が求められる傾向といえます。
また基本的なパソコン業務や検品業務があるため、他業界・他職種でこのあたりの業務をやったことのある方は、経験が活かせるかもしれません。
ここでは、調剤薬局事務に向いている人の特徴をご紹介します。
向いている人の特徴@:几帳面で清潔感のある人
レジ打ちや入金管理などの「お金」に関わる業務が多くあります。
そのため、1つ1つを正確に進行できる方が向いているといえるでしょう。
また医薬品を扱うため、衛生面に配慮できる清潔感のある方が望ましいです。
向いている人の特徴A:明るくコミュニケーションを取れる人
基本的に患者さんは、風邪や怪我など何かしらの問題があり薬局に来ています。
そのためイライラした気持ちをぶつけられることもあるかもしれません。
そのようなときでも、明るくコミュニケーションを取ることが求められます。
向いている人の特徴B:連携をとって仕事を進められる人
調剤薬局事務の仕事は、個人で完了できることだけではありません。
接客と事務作業を出勤している人数で連携する必要があります。
マイペースに自分の時間軸で仕事を進めたい人には向いていないかもしれません。