派遣の仕事に応募すると、場合によって職場見学の案内が来ることがあります。
職場見学の流れやタイミングは決まっているのか、準備が必要なことはあるのかなど、疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、職場見学の実施タイミングや内容、派遣先の理解を深めるポイントについて紹介します。
派遣会社で派遣登録後、希望やスキルにマッチした求人が紹介されると、派遣先での職場見学(顔合わせ)が行われることがあります。
職場見学は派遣社員と派遣先企業のミスマッチを防ぎ、求職者が就業前に不安や疑問を解消する目的で、就労場所や仕事内容を改めて確認する機会として、業務を開始する前に設けられています。
そのため職場見学は選考ではなく、派遣社員と派遣先が互いに何を望んでいるのかを理解するための時間といえるでしょう。
一般的な職場見学の流れ
派遣先には派遣会社の担当者とともに訪問し、顔合わせは派遣元担当者、派遣先担当者、派遣労働者の3者で実施されるのが一般的です。
職場見学は挨拶と自己紹介から始まり、その後、派遣先から業務内容の説明がなされ、実際に就業場所や職場内を見学する場合もあります。
最後に職場見学や業務の説明を受けたうえで、疑問点や確認しておきたいことがあれば、質問・確認ができる質疑応答の時間があります。
派遣社員側からお断りすることも可能
職場見学後に、条件や職場の雰囲気が合わないと感じたら、もちろん派遣社員側から断ることができます。辞退する場合には、次の仕事紹介につながるよう、メールなどではなく口頭、または電話で理由をきちんと伝えましょう。
派遣社員は職場見学を通じて派遣先の職場を理解し、自分にとって適切な判断を下すことが求められます。以下で職場見学の際に意識すべきポイントを5つ紹介します。
派遣先の情報を事前に調べる
職場見学の前に、派遣先企業の情報や業界知識を事前に調べておくのがおすすめです。全く情報がない状態で業務説明を受けても、具体的にイメージしづらいことがあります。
また、質疑応答の際に質問を考えやすくなり、興味を持ってくれていると担当者に好印象を持ってもらえるでしょう。
事前に派遣会社と意思疎通を図る
職場見学では派遣会社の担当者も同席するため、直接確認しにくいことなども伝えておくことでフォローしてもらえます。また、就業後に業務内容や条件などの食い違いが生じないように、しっかり希望をすり合わせておくことも大切です。
服装や身だしなみを整える
服装や身だしなみを整えることは、派遣社員に関わらず、社会人に求められるマナーです。
誤った印象を派遣先に持たれないよう、服装や髪型のほかに、女性であればメイクやネイルなどにも気を配りましょう。
自信を持ってハキハキと話す
顔合わせでは自身の人間性やスキルを理解してもらうために、明るい表情で自信を持ってハキハキと話すことが何よりも大事です。
担当者の話を聞く際にはしっかりアイコンタクトを行い、メモを取るなどして印象のよいコミュニケーションを図りましょう。
積極的に質問する
派遣社員が派遣先についての理解を深めるためにも、気になったことは積極的に質問しましょう。
また、積極的に質問することで会話が活発になるため、その場の雰囲気もよくなります。興味を持って業務にあたってもらえそうと好印象が得られるので、事前にいくつか質問を用意しておくとよいでしょう。