フィールドJOBサーチ|小学生が出す残暑見舞いの作り方。お子さんも楽しめるアレンジの方法

日本の伝統である残暑見舞いですが、夏休み中の小学生も、先生や友達とやり取りする目的で作ることがあります。
そんなとき、どのように書いたらいいのか、お子さんにどう教えたらいいのか、気になっているワーキングマザーも多いのではないでしょうか。
この記事では、残暑見舞いの内容や小学生にぴったりの残暑見舞いの作り方について紹介します。

残暑見舞いはいつ出す?作るメリットとは?

残暑とは、1年を15日間ずつ24等分した二十四節気の中で、暦が秋でも暑さが続く時期を意味し、立秋の8月7日頃から秋分の9月23日頃までの期間を指します。

残暑見舞いとは?

残暑見舞いとは、残暑の厳しい時期に、相手の体調を気遣うために送る夏の挨拶状です。
一般的には、立秋(8月7日、8日頃)から8月末頃までに届くよう送りますが、暑さが一段落するとされる処暑の候である9月7日頃までには届くようにしましょう。
また、暑中見舞いの返事が8月6日までに間に合わない場合にも、残暑見舞いとして返事を送ります。

作ることで学べること
小学生のお子さんにとっては、自由な発想で夏を連想して描く絵や、相手を想って書く残暑見舞いを作ることで、想像力や創造力、コミュニケーション力が育まれます。
さらに残暑見舞いの意味や由来を知れば、日本の慣習や風習への興味を広げるきっかけにもなるでしょう。

残暑見舞いに書く内容

お見舞状であっても、難しい言葉を使う必要はなく、言葉遣いや言い回しに気をつければ、通常の敬語で問題ありません。お子さんに教えられるように、以下で残暑見舞いに書くべき項目を確認しましょう。

挨拶
残暑見舞いの書き始めは、「残暑お見舞い申し上げます」や「残暑お伺い申し上げます」の挨拶から始めます。
文章の初めに「拝啓」「敬具」のような頭語や、文末や文中の句読点「、」「。」は必要ありません。小学生低学年であれば、知っている漢字以外は、ひらがなで書いても大丈夫です。

季節の挨拶と相手を気遣う言葉
挨拶文の後には、季節(時候)の挨拶と相手の健康や近況を気遣う言葉を続けます。
「厳しい暑さが続いていますが いかがお過ごしでしょうか」「まだ毎日暑いですが 先生はお元気ですか」といった挨拶を入れましょう。

近況など
「先日はみんなでキャンプに行ってきました」「私はお祭りに行きました」など、夏休みにしたことを書くのがおすすめです。
暑中見舞いを受け取った場合は、そのお礼も記載するようにします。

結びの挨拶
暑さをねぎらう言葉や相手の健康を祈る言葉などで締めましょう。
結びの挨拶には、「まだ暑いようですので先生もお体に気をつけてください」「2学期もよろしくおねがいします」などが挙げられます。

日付
「令和○○年 晩夏」「令和○年 八月」「令和○○年8月」のように、詳しい日付は入れず、年号と季語、または月を書き添えます。

そのほか、送り先の住所を書く際には、内容に間違いがないか、両親がしっかりチェックするようにしましょう。

お子さんも楽しめる残暑見舞いのアレンジ

とくに小さいお子さんの場合、絵や工作など手作り感あふれる残暑見舞いであれば、楽しみながら作れるでしょう。お子さんだけでなく、親も一緒に楽しめる残暑見舞いアレンジのアイデアを紹介します。

折り紙でちぎり絵にする
はがきに折り紙や色紙を使ったちぎり絵をあしらうことで、簡単で夏らしい雰囲気が演出できます。
ちぎった折り紙をくしゃっと丸めると、和紙のような雰囲気も出せますし、朝顔や金魚、すいか、かき氷など夏の風物詩をモチーフにするのも良いでしょう。また、はさみを使わないので小さなお子さんでも安心です。

絵の具でにじみ絵にする
暑い夏に涼しげな印象を与えるにじみ絵も、残暑見舞いのアレンジにおすすめのアイデアです。水彩絵の具やインクを用いて、ハガキに好きな形で貼り付けられるので、自由に作成できるでしょう。
絵が苦手なお子さんでも、色のにじんでいく様子や工作自体も楽しめるはずです。

丸シールの貼り絵

さまざまな色合いやサイズの丸いラベルシールを使えば、シールアートも簡単に作成できます。他のアイデアより、汚れにくく、片付けしやすい点もおすすめです。
違う手法や画材と組み合わせることで、幅広い表現が楽しめるでしょう。

まとめ

絵はがきの残暑見舞いづくりは、お子さんが楽しめることが何より大切です。
小学生の残暑見舞いは自由な表現が可能なので、基本の構成に則りつつ、お子さんと一緒にアレンジ行程を楽しみましょう。