フィールドJOBサーチ|ワーキングマザーの育児時間。子どもと関わる時間のつくり方

子どもを抱きしめたり、会話をしたりするふれあい(コミュニケーション)は、子どもの成長だけでなくワーキングマザーにとっても、仕事の活力になる大切な時間です。

そこで今回は、ワーキングマザーの育児時間のおおまかな平均値と、忙しい日々でもしっかりと子どもとコミュニケーションをとるためのポイントを紹介します。


子どもとふれあう時間はどれぐらい?

厚生労働省が発表した「平成28年社会生活基本調査」によると、6歳児未満の子どもを持つ家庭の母親の育児時間は、1日約3時間45分となります。
また、民間の保険会社が2018年に行った調査によると、平日に子どもとコミュニケーションとる時間は、母親は2.8時間、父親は1.4時間のようです。
未就学児に限ると母親は4.1時間、父親は1.8時間のようです。

この結果から、やはり育児時間が長い方がふれあえる時間も増すと考えられます。

※出典:総務省統計局「平成28年社会生活基本調査

子どもとふれあう時間

散歩やお出かけなど、子どもとふれあえる時間はたくさんあります。
ただ、平日や繁忙期など仕事が忙しいときは、普段の生活や育児のなかで積極的に子どもとふれあう時間を大切にする必要があるかもしれません。

その代表的な時間とふれあうポイントについて紹介します。

■食事
家族一緒に食卓を囲むことが大切です。
家族で会話しながらご飯を食べることで、思考力や想像力が高まるだけでなく、好き嫌いが少なくなる傾向があることも明らかになっています。
忙しい日々のなかでも「朝ごはんは一緒に食べる」もしくは「毎週2回は家族で揃ってご飯を食べる」といった習慣付けを行うことをおすすめします。
また、子どもが少し大きくなったら夕飯などの買い物を一緒にすることで、食育や食事中の会話の広がりにつながるかもしれません。

■お風呂
毎日のお風呂も親子の重要なふれあいの場です。
密閉された一対一の状況でコミュニケーションがとれるので、お互いにリラックスできる空間であることが大きなメリットといえるでしょう。

お湯の温度は38〜40度のぬるめに設定し時間をかけて浸ることで、会話の時間も確保できますし、体の芯まで温められるので仕事疲れも癒せるでしょう。
子どもがお風呂に飽きそうなときは、ペットボトルやボール、スポンジなどのおもちゃを利用するのもよいでしょう。

■就寝
子どもを寝かしつける方法といえば、絵本の読み聞かせが定番です。
「寝させるために読む」のではなく「コミュニケーションのために読む」と意識すると、気持ちが楽になるでしょう。

本を読む際の声色などはいつも通りで大丈夫です。
子どもがなかなか布団に入ってくれないときは、就寝する1時間前くらいから屋内の明かりを薄暗くすることを試してみましょう。

時間を作り出す工夫

一般的な育児だけでなく、散歩やお出かけなど子どもとふれあう時間を少しでも確保したいのであれば、会社の育休などを有効活用して時間を捻出する必要があります。
また、夫婦で柔軟に仕事と家事の分担をできるようになれば、より多くの子どもと一緒にいられる時間をつくることができるでしょう。

まとめ

育児とふれあいに関する時間とその重要性について紹介してきました。
親子の時間は、子どもだけでなく親にとってもかけがえのない時間となります。
ぜひ仕事と家事の量や時間を調整しながら、より良いコミュニケーションを図ってみましょう。